北海道・小樽市のおたる水族館で、来館者向けに無料で貸出を行っているベビーカーが相次いで持ち去られる被害が発生!
盗まれたのはすでに2台目だったことから被害を公表。
「このままだとベビーカーの貸出サービスを中止せざるを得ない」とコメントを発表しています。
今回はおたる水族館が行っている無料貸出ベビーカーの制度や借りパクされてしまった原因について調査しました。
- おたる水族館の無料貸出ベビーカー制度がスゴすぎる!
- おたる水族館の無料貸出ベビーカーが借りパクされた原因は?高額過ぎ?
- おたる水族館の無料貸出ベビーカー借りパクの解決策は?
- おたる水族館の無料貸出ベビーカー借りパクに対する世間の声
おたる水族館の無料貸出ベビーカー制度がスゴすぎる!
北海道の小樽市にあるおたる水族館では無料でベビーカーを貸出すというサービスを実施しています。

公式サイトによると、ベビーカーの他に車イスや電動カートも無料で利用できるようになっていて来場者のための最大限おもてなしの心を感じます!
調べてみると、水族館は比較的ベビーカーの貸出サービスを行っているところが多かったです。
- 神戸須磨シーワールド:ベビーカーは有料300円/1日
- 名古屋港水族館:1日1回/100円
- 鳥羽水族館:無料で貸出
- アドベンチャーワールド:オリジナルベビーカー1,200円/ベビーカー900円
しかし、全国の有名水族館で無料で貸出を行っているところは少なく多少のレンタル料金が発生しているようです。

完全無料ではない方がいいのかな?
おたる水族館の無料貸出ベビーカーが借りパクされた原因は?高額過ぎ?
おたる水族館は、2025年2月4日と3月17日に1台ずつベビーカーが借りパクされたことを発表しました。


報道から、おたる水族館の無料貸出ベビーカーが借りパクされた原因を5つにまとめました。
- 無料貸出システムが甘かった
- 返却の強制力が弱かった
- 無料貸出ベビーカーが高額過ぎた
- 盗難防止対策がなかった
- 利用者の善意を担保にした
- インバウンドによる外国人観光客の増加
①無料貸出システムが甘かった
大前提、貸出されたものを借りパクするというのはあってはならないことです。
大半の方がきちんと返却されているだろうと推測します。
それでも今回おたる水族館のベビーカーが借りパクされてしまった原因を考えると、無料貸出システム自体が甘さがあったのではないかと思いました。
システム自体が残念ながら強制力が弱かったため、起こってしまったと考え詳しくは2つ目以降が原因です。
②返却の強制力が弱かった
おたる水族館を始め、無料で貸出サービスを行っている施設のほとんどは「まさか返さないなんて!」と借りパクされるリスク対する危機感が薄いように感じました。
それによると、返却するのが当然で返却することを強制する必要性をあまり感じていなかったのではないでしょうか。
図書館で本を借りたとき、期限日を遅れることはあってもほとんどの方がきちんと返却していると思います。
実はそれでも盤石というわけではないそうですが、借りた側にしてみれば「返さなければ!」という気持ちにさせられますよね。
③無料貸出ベビーカーが高額過ぎた
そして、無料で貸出しされているものは大体使い古されたものが多いケースがありますが、おたる水族館で無料貸出サービスに出ていたベビーカーは1台7万円程度の高額ベビーカーでした。
ベビーカーは通常7台用意しており、そのうちの2台が立て続けになくなりました。外郭団体からの寄贈品もありますが、水族館で購入したものが中心で、高いものだと1台7万円近いものもある。
持ち帰られてしまうとその後の足取りをつかむのは難しい。
引用:ENCOUNT
④盗難防止対策がなかった
おたる水族館の貸出ベビーカーには盗難防止ブザーなどはついていませんでした。
見た目も「おたる水族館」という文字が大きく入っているわけではないため、パッと見普通に自宅から持ってきたベビーカーに見えてしまいます。



盗難防止ブザーの必要性感じますね。
図書館も貸出登録してなかったら出入り口でブザー鳴りますよね。
⑤利用者の善意を担保にした
利用者の善意を担保したということも借りパク原因の1つと言えます。
無料サービスはお店側と利用者側の信頼で成り立っているところがありますよね。
今回のことで、本当に残念なことですが「利用者の善意」を担保にすることの難しさが浮き彫りになってしまいました。
⑥インバウンドによる外国人観光客の増加
最後に、インバウンドによる外国人観光客の増加です。
おたる水族館の担当者の方が、
「はっきりとしたことは分かりませんが、時期的に海外のお客さんも多かったのでそれも関係しているのかもしれません」
と、話していることから海外からの旅行者・インバウンドが押し寄せていることも原因の1つと言えます。
外国人観光客のインタビューをテレビで見ると
テーブルにスマホを置いて注文に行くなんて私の国では考えられない!
無料でお茶やお水をサービスしてくれるなんてすごい!
といった、日本のおもてなしを絶賛される声が多くあります。
しかし、残念なことにそういった日本でのサービスを悪用されてしまうというニュースも。
時代の変化とともに、今まで当然行われていたサービスも変わっていかなければならないのかもしれませんね。
たとえば昔はなかった手荷物検査も、ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンを始め多くの施設で行われるようになっていますよね。
とても悲しいですが、安全に楽しむためには必要な変革なのかもしれません!
おたる水族館の無料貸出ベビーカー借りパクの解決策は?


おたる水族館の無料貸出ベビーカー借りパクの解決策をまとめました。
- デポジット制導入
- 身分証明書の提示
- 警報ブザー
- 貸出しを制限する
- 無料貸出制度自体を見直す
①デポジット制導入
対応策として、デポジット制を導入するのはかなり効果的だと思います。
ロッカーでも100円入れて帰りに返金というのがありますよね。



昔の話ですが、海外のディズニーランドに行ったときベビーカーを借りました。
そのときもデポジット制でしたよ。
②身分証明書をコピー
身分証明書をコピーすることも効果的だと考えます。
人はやはり自分の身分を明かすと悪いことはできないという心理が働きやすいのではないでしょうか!
③警報ブザー
無料で貸し出しているもの1つ1つに警報ブザー装置をつけるのはコストがかかるので難しいかもしれませんが、警報ブザーも効果的です。
うっかり出てしまうことも防げますし、大きな音がすると抑止力が働くでしょう。
④貸出しを制限する
本当に必要な方だけに貸すようある程度制限を設けることも効果がありそうです。
無料で貸してもらえると実は対象の子どもがいないのに借りるという方ももしかしたらいるかもしれません。
⑤無料貸出制度自体を見直す
最後に、利用者側の善意に任せるだけでなく無料貸出制度自体を見直す時期が来ていると考えます。
おたる水族館に限らず、インバウンドで外国人観光客が多いことを考慮して「日本人にとっての暗黙のルール」はもはや通じないと思っていた方が良いのかもしれません。
しかし、借りパクしたのが外国人観光客だというわけではもちろんありません!
日本人も海外からの方も関係なく、借りパクを防止するためには世界中の方にとってわかりやすい制度改革が必要だと考えました。
おたる水族館の無料貸出ベビーカー借りパクに対する世間の声
おたる水族館の無料貸出ベビーカー借りパクに対する世間の声はこちらです。






多くの人が、おたる水族館のほんわかした雰囲気と「思いやり」で行っている無料貸出サービスがこんなことになりとても悲しいという意見でした。
私も今回の借りパクの原因や解決策を挙げてきたものの、第一報を聞いたときとても悲しい気持ちになりました。
おたる水族館のベビーカーが無事に返ってきたという続報が聞けることを願いましょう!
まとめ
今回は『おたる水族館のベビーカーが借りパクされた?高額過ぎたのとインバウンドが原因?』と題して、おたる水族館のベビーカーが借りパクされてしまったことの原因、解決策をお伝えしました。
おたる水族館が無料で行っていたベビーカー貸出ですが、2月から3月にかけて2台返却されていません。
いわゆる借りパクされてしまい、この貸出ベビーカーが7万円程度もする高額なものだと公表。
今後同じようなことが起きないよう、無料貸出サービスの制度自体を変えていく必要性が出てきました。
ひとまずおたる水族館のベビーカーが返ってくること、今後同じようなことが起きないことを祈りましょう!