2024年4月、当時17歳の女子高校生を橋から落として殺害したという痛ましい事件で逮捕された小西優花(こにし ゆうか)被告。
いじめが発端のこの事件は多くの人々に衝撃を与え、胸を痛めましたね。
2025年3月14日、懲役23年の実刑判決が確定した小西被告の家族構成について見ていきましょう。
- 小西優花の家族構成は?
- 小西優花の家族は母と2人家族?
- 小西優花は幼少期から愛情不足で孤独を感じていた?
小西優花の家族構成は?

NHKニュースによると小西優花被告の家族構成は、母親と姉、小西被告の3人家族です。
元々は父親を含めた4人家族でしたが、小西被告が幼少期の頃に両親は離婚。
母親が姉と小西被告を引き取り、3人家族となったそうです。
『うちに父親はいないの』と言っていて、お母さんはいつも夜遅くに家に帰ってきていた」(学生時代の同級生)
引用元:NEWSポストセブン
シングルマザーとなった母親は、コンビニでパートをして家にいるときは疲れて寝ていることが多かったそうです。
当時、小西被告はおとなしい子どもで、1人いる姉を慕っている優しい女の子だったとか。

小さい頃はどこにでもいる普通に女の子だったんだね…
しかし、段々と母から暴言(「ブス」)をかけられるようになり、母親の彼氏が入れ替わり立ち替わり自宅に出入りするようになったと言います。



そのストレスを吐き出すように中学・高校とグレていったみたい。
小西被告は小さい頃は姉と仲が良く「お姉ちゃん思いの優しい子だった」「毎日のように外でお姉ちゃんとダンスを踊って、『お母さん見てー』と言ってニコニコ笑ってるような子だった」という近所の人の証言がありました。
小西被告の姉は現在メンズエステで働いているという投稿がありましたが、真意はわかりません。


小西優花被告の家族構成を見ると、シングルマザーとなった母と娘2人の母子家庭という環境。
家族3人力を合わせて過ごしている家族も多い中、小西被告は孤独や寂しさを抱えていたといえるでしょうね。
それが小西被告の成長にどういった影響を与えたのか、考えさせられます。
小西優花の家族は母と2人家族?


先述の通り、小西優花被告の家族は母と2人家族ではなく、母と姉と3人家族です。
シングルマザーとなった母親は接客業をしていて、飲食店員とコンビニ店員の掛け持ちをしていると報道にありました。
母と同じコンビニで姉もパートをしていたとか。
小西被告の家族環境は、恵まれたものとはいえず母親は取材に対して「仕事に追われ、家にいるときは寝てばかりだった」と語っています。
幼少期に両親、特に母親から大きな愛情を感じられずに育った子どもはどこか満たされない気持ちを抱えて大人になるという統計データがあります。
心の中で母にもっと愛されたいという気持ちがあったでしょう。
母親からの愛情不足は子どもの成長発達に悪影響を及ぼし、対人関係や情緒に問題を引き起こす可能性があります。
心理学では「愛着障害」と呼ばれることも
引用元:東洋経済オンライン
このような家族環境は、小西優花被告の成長に大きな影響を与えたと予想します。
小西優花は幼少期から愛情不足で孤独を感じていた?
小西優花被告の幼少期の生活を見ると、愛情不足や孤独感を感じていた可能性が高いです。
幼少期に両親が離婚してから、母親は忙しく働いていて家にあまりいませんでした。
小西被告の小学生から事件を起こす頃までの孤独について見ていきましょう。
小学生高学年から不登校に…
小西優花被告は小学校高学年から不登校気味になりました。


母親の証言によると「ある日いきなり『学校行きたくない』って言い出した」と。
友達との人間関係で悩んでいたようですが、母親は詳しく事情を聞こうとはせず、「じゃあ休めばいいんじゃない?」という対応をした。
引用元:NEWSポストセブン
「詳しく事情を聞こうとはせず…」というところが子どもにとって大きいですね。



個人的に子育てをしていて感じることは「実は子どもが親に聞いて欲しいと思っている」ということ…
聞き方に注意は必要ですが、「聞く」ということはその子に関心を持っているということの表れですよね。
中学生からはトラブルメーカー
小西優花被告は不登校気味な理由を母親から聞いてもらうことなく、小学校生活を過ごしてから中学校に進学しました。


中学でも不登校気味は続き、母親が思っていた以上に学校でトラブルメーカーだったことが同級生の証言から判明。
- 割り勘にしたお金を返さない
- 教室に立てこもり他の生徒を入れない
- 先生に「◯ね」と暴言を吐く
学校での問題行動は、愛情不足や孤独感から生じた可能性があります。



家庭で十分な愛情や関心を受けられなかった小西被告が、学校でも居場所を見つけられず、問題行動によって自己表現をしていたのかもしれません。
高校中退から事件へ…
そして、高校に進学した小西被告は2年生の時に中退しました。


高校2年生の時に小西は急に学校を辞め、それからタバコを吸ったりお酒を飲んだりしているという話を友達伝いに聞くようになった。当時の小西は、刺青の入った2、3個年上の男と付き合っていました
引用元:NEWSポストセブン
同級生の話によると、この頃から異性関係が活発になりタバコを吸ったり飲酒もするように。
高校中退後、仕事を転々としていたようですが、母親は詳しいことを知らないそうです。



母親は多忙だったからかもしれませんが、小西被告に無関心だったように感じますね…
小西被告の幼少期から青年期にかけての生活を見ると、愛情不足や孤独感が常に付きまとっていたように思われます。
家庭でも学校でも居場所を見つけられず、周囲との関係性を築くことが難しかったのではないでしょうか。
もちろんだからといってこんな事件を起こしていい理由には絶対になりません。
被害女性のことを思うと本当にいたたまれない気持ちになります。
なぜ今回このような事件が起きたのか、小西被告にはすべてを語ってもらいたいですね。
まとめ
今回は『【家族構成】小西優花は母と2人家族?幼少期から愛情不足で孤独を感じていた?』と題して、小西優花被告の家族構成と幼少期から事件を起こすまでの孤独感についてまとめました。
小西被告は母親と姉の3人家族で、幼少期は姉と仲が良く母親の愛情を求める一般的な子どもでした。
母が仕事で忙しく小西被告に無関心気味だったことから、学校や外に居場所を求めるように。
たった1人の姉はメンズエステで働いているらしいという投稿は見つかったものの詳細は不明です。
小西被告の家族構成はシングルマザー家庭という一般的なものではあるものの、生活環境から母親からの愛情不足や孤独感を感じていた可能性が高いとわかりました。
しかし家族構成や生活環境が直接事件の原因となったとは言えません。
このような悲惨な事件が二度と起こらないよう、1人1人が家族や地域社会の在り方について考えていきましょう!